最近は野鳥撮影ばかりしています。
ショット数が多く、トリミング等もしているので写真の整理に時間がかかる…。
羽に白い物が混じっているカラスさん。
はじめに
axetemple-photostudio.hatenablog.com
前回から約半年
ここで述べていた「20-40mm Limited」「12-24mm F4」は購入に至りました。
超望遠についても、「BORG 55FL+×1.7AFコンバーター」導入からの「HD PENTAX-DA AF REAR CONVERTER 1.4X AW」購入等という流れで一旦は達成。
その件は後程記事でまとめます。
12mm-420mm、換算では18mm-630mmと焦点距離的には結構な範囲をカバーできているし、携帯性も申し分ない。
ボディもK-3Ⅲを買ったことで、ズームレンズを中心とした軽快なAPS-Cの基本システムについては完成したと言える。
でも、それでも消えぬフルサイズ機への憧れ。
単焦点レンズの描写力。
Limitedレンズの魅力。
それらについての想いは消えないのでした。
レンズ交換の手間とか地味に撮影へのストレスなので、K-3ⅢとKPの2台体制で標準と望遠とかそういう住み分け出来たら素敵だな~と思っていましたが、K-3Ⅲが快適過ぎて、わざわざKPを使うのもな…と思ってしまってうまいこと運用できていなかったのもあります。
それなら、レンズ交換した方が良いなと。
そんなこんなでウダウダと考えていたとき、記憶カメラさんやマツチャンネルさんがK-1Ⅱを購入して絶賛しているではありませんか・・・!
記憶カメラさん
なぜ、いまさらK-1 Mark IIを手にするのか。|記憶カメラ
マツチャンネルさん
PENTAX K-1mark2が知られざる名機すぎて衝撃を受けている - YouTube
PENTAXの流れが来ている・・・!
「どうせ買うなら早い方が良い理論」でK-3Ⅲを購入したわけですが、同じ理屈でK-1Ⅱを買ってしまってもいいのでは?という気持ちがじわりじわり…。
ということで、本格的にK-1Ⅱ購入について検討していくのでした。
K-1Ⅱについて
PENTAXが誇るフルサイズ一眼レフ。
機種についての説明は割愛しまする。
体験会から
axetemple-photostudio.hatenablog.com
以前の体験会ではK-1Ⅱを使わせていただきました。
この時は、ものすごい!!って程の感動はありませんでした。
ですが、今K-3Ⅲを使ってみて、KPを使わなくなってきて、次に手に入れるべきボディはK-1Ⅱであるという確信に近い何かが自分の中で沸き上がってきているのです。
改めて、体験会での感想を軽くまとめます。
よき
◎フレキシブルチルトモニターが良く動く
K-3Ⅲでは思ったよりも使えると思ったライブビュー撮影ですが、ローアングルは光の方向などでは辛い時もあるのが正直なところです。
ミラーレス界は、3軸チルトがスチルメインの上位機ではトレンドのようです。
フレキシブルチルトモニターは縦位置の可動範囲は物足りないものの、十分に実用範囲だと思いました。特に、K-3Ⅲの固定モニターを経験した後だとその恩恵はより強く感じるでしょう。
◎ライブビュー撮影でのピント合わせがやりやすい
KPの一番の不満点といっても過言ではないのが、ライブビューでのMF。
個体差なのか分かりませんが、モニターで合ったと思っても、実際はズレているのでMFは使い物になりません。
ライブビュー撮影ではAFでのピント合わせを余儀なくされていました。
〇縦位置で露出とかの数値も縦になる
K-3Ⅲでも同様ですが、地味に便利。
〇グリップ感
グリップを握った感触は購入前からK-3Ⅲよりもいいなと思っていました。
私の手が大きいのも、要素としてはでかいでしょう。
〇ファインダー内表示
K-3Ⅲでも同様。水平・垂直が取れるのはとてもよい。
特に、K-3Ⅲ購入後に感じた、垂直を取ったときの仕上がりのしっくり感を考えると、この要素は結構大きい。
その他、クロップ機能・GPS内臓・手持ちリアレゾもプラス要素。
気になってたとこ
△ライブビュー切替ボタンが削除ボタンの横
と思ってましたが、K-3Ⅲで色々やっていく中で同じところにライブビュー切替を割り当てていたので、むしろプラス要素になりました。
ちょっと驚いてます。
△ファインダー内表示(AFポイントの色)
黒いのはちょっと嫌だなと思ってました。
K-3Ⅲも同様なので問題なし。
赤いと見やすいのは間違いないのですがね…。
△中身は古い
KPからの切り替えと考えると問題なし。
△ファインダー内表示
水平がファインダー上に表示されているということで、KPとの違いに戸惑ってました。
これも、K-3Ⅲと同様の表示で使えると考えると問題なし。
△内臓フラッシュなし
K-3Ⅲもだし、外付けをお安く買ったので問題なし。
ということで、K-3Ⅲを購入したことで、当時気になっていたことが全て問題なくなっています。
正直、ブログを見直して、この記事を書いている中で驚いているレベル。
周辺機器等
その他、バッテリー・ケーブルレリーズが共有化できるのは嬉しいところです。
KPのバッテリーが違うのは当然なのですが、K-50用で買った防水リモコンが使えなくて、ケーブルレリーズもKPだけ別仕様です。
このあたりの周辺機器を統一して使えるのは長く使う上では、結構重要。
ということで、KPからのステップアップと考えると微妙だなと思っていたK-1Ⅱですが、K-3Ⅲを買った上で、KPとは違った役割を担う存在として考えるとこれほどまでに輝いて見えるのかと…。
正直、K-1ⅡとK-3Ⅲの役割の差別化には驚かされています。
変態写真集団、PENTAXが考えに考えて作った名機達なわけです・・・。
そのこだわりの一端を垣間見た気がします。
レンズ編
K-1Ⅱの導入を前提に考えているので、基本的にFAレンズ。
ズーム中心で快適なK-3Ⅲと、単焦点でどっしり構えて撮るK-1Ⅱという住み分けな感じ。
購入確定
時期の問題なLimited三姉妹たち。
HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited
三姉妹の広角担当。
標準と言われる35mmの画角よりちょっと広い。
シャープさが売りの一本。
ちょっと重いのと、価格も3本の中では高めなのが気になるところ。
リミズームの広角端はF2.8で換算30mmというのもあり、役割の観点から言うと3本の中では最後になるかなと思っている。
仙台駅のヨドバシカメラにて。
3本の比較をしました。
HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited
三姉妹の標準担当。
標準として取り上げられる35mmと50mmのちょうど間。
K-3Ⅲにつけても、リミズームの望遠端よりちょっと望遠だし、明るいレンズ。
ということで、K-1Ⅱでは標準、K-3Ⅲでは中望遠気味の明るいレンズと、それぞれ役割を持って活躍してくれそう。
3本の中では価格もお安くコンパクトなのが嬉しい。
一番最初に買うであろうレンズ。
露出も合わせておけばよかった。
適当にぱしゃぱしゃしてしまった。
HD PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited
三姉妹の望遠担当。
K-1Ⅱで77mmなら、APS-C機で50mmF1.8を使っているのとほぼ同じ感覚で使えるだろう。
K-3Ⅲで使うと換算で100mmを超え、用途はかなり限られてきそうではある。
どちらにせよ、77mmは十分狭くなるが、最近は望遠レンズでも野鳥撮影ついでにスナップもしているので、意外と難なく使えそうな気もしている。
望遠で明るいので、ボケ味も楽しめそうなため、役割が被らないということを考えると一番に来るレンズではあるが、汎用性という点で購入順位は2番目になりそう。
実物を見ている限りでも、絞り開放時の素通りの抜けの良さは100mmマクロに似た感覚があり、一番気になっている。
100mmマクロは大好きなレンズなので、77mm Limitedにも期待している。
HD 100mm マクロがずいぶんずんぐりして見える…。
比較
興味あり
HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
axetemple-photostudio.hatenablog.com
更に前の欲しいレンズまとめ記事。
ここでも、欲しい順位高めだったマクロリミ。
記事を見ると、当時はマクロレンズに興味がなかった様子。
smc 100mm MACROの魅力に気付いてからは、十分ありありの選択肢。
K-3Ⅲ中心の運用になると思うが、換算での50mmマクロとして使うのはとても魅力的である。
時々ではあるが、リミズームで「寄りすぎたな」と思って下がることもある。
「どこまでも寄れる単焦点」として、スナップで活躍することは間違いないだろう。
K-1Ⅱでも結構使えるらしく、35mmの広角マクロ的な存在として使えそうなのも面白い。
しかし、持っているレンズ群+K-1Ⅱ+FA Limited三姉妹という構成を考えると、持ち出す頻度が低くなる予感しかしない。
欲しいレンズとなると、常に登場しては消えていくレンズなのだが、今回もまた静観という感じになってしまうだろう。
ただ、一通り揃った後でまだレンズが欲しければ、真っ先に買うだろうなということは間違いない。
HD PENTAX-FA 35mmF2(smc PENTAX-FA 35mmF2AL)
隠れスターレンズと呼ばれていたらしい「smc PENTAX-FA 35mmF2AL」の存在を知った。
HD版に関しては、現行品であるにも関わらず、その存在を知らなかった。
とにかく柔らかな描写が魅力的なレンズとのこと。
今までのレンズに比べれば安価で、焦点距離的にも汎用性が高い。
隠れスターレンズなんて称号も購買意欲をそそる。
しかしながら、Limited三姉妹を買ってもまだ必要かという点では大いに疑問である。
こればかりはLimited三姉妹を使ってみなければ分からないが、恐らく買うことはないレンズなのだろうなという気はしている。
smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classic
昨年、界隈を少しばかり賑わせた虹色フレアの50mmF1.4 Classic。
開放では柔らかな描写で、虹色フレアが出るし、絞ればキリリと…という単焦点の面白さを詰め込んだようなレンズ。
Xのタイムラインで時折見る虹色フレアは、使ってみたいと思わせるには十分すぎる破壊力を持っている。
HD PENTAX-FA 35mmF2(smc PENTAX-FA 35mmF2AL)と同様、焦点距離の被り問題等々を考えると、現状では縁が遠そうだなという感じである。
開放F値の明るさや、虹色フレアという唯一無二の特性を考えると、35mmF2よりは可能性が高そうだなという程度か。
おわりに
どのレンズも魅力的ではあるのだが、「しかし」と考えてしまう要素がある。
基本的には焦点距離の被りが問題になるので、Limited三姉妹を買わずに興味ありの子たちを買うという選択肢も考えなかったわけではない。
残念ながら、「K-1ⅡでLimited三姉妹を使いたい」という気持ちが出発点にあるため、その選択肢が採用されることはない。
興味ありについては、レンタルで試してみる位で欲を抑えるのが丁度いいのかもしれない。
またもや5000文字超。
1月のブログはなかなかはかどりませんでした。
次からは一旦気楽に行きます。