平日の鼻づまりにより、体調不良のまま5日間の激務を終えた疲労からか、望遠化計画が失敗した落胆からか、マニュアルとズームレンズの比較もしつつだったからか、あまり長い時間は撮影できませんでした。
集中力が持ちませんでした。
ズームレンズの比較も同時にやると、しっちゃかめっちゃかになりそうなので、今回はマニュアル露出についてのみ記事にまとめます。
先日の記事でまとめた「Sunny Time 16 Rule」ですが、これを知ったのはある写真家さんの動画がきっかけでした。
axetemple-photostudio.hatenablog.com
それは、「2B Channel」という写真家の「渡部さとる」さんが運営しているチャンネルの「「基本の露出4パターン」露出から写真を考えてみる」です。
ここで、「晴れたらセンパチ」晴れた日には「ISO-400 SS-1/1000 f/8」という設定について知りました。
その他にも、「感度分の16」つまり「Sunny Time 16 Rule」についても知りました。
これは、晴れた日には「SSは1/ISOで、f/16」が、空が青く写り、光が当たっている部分に適正な露出となる設定だ、というものです。
丁度、光が当たっているところが綺麗だなと、登山の終わり頃にすごく強く感じたこともあり、とても自分に染み渡るような感覚がありました。
そこで、白とび黒つぶれはどうでもいいので、とにかく光が当たっていて美しい部分を切り取りたいなと思ったわけです。
本日は早速の曇り、晴れた日の・・・という前提から大きく外れてしまいました。
出発前に色々と調べてから臨みました。
同氏のブログ(感度分の16 | 渡部さとる写真ワークショップ2B&H)がありまして、そちらでも同様のことが書いてありました。他にも、同様のことが書いてある記事(適正露出を予測する サニー16ルール)を発見して、動画の内容と合わせてざっとこんな感じでまとめてみました。
ISO-400なら、SS-1/400として・・・
快晴での砂地・雪原:f/22
晴れ:f/16
雲の多い晴れ・明るい曇り:f/11
曇り:f/8
暗い曇り・晴れた日の日陰:f/5.6
日陰・日没:f/4
窓辺とかマジックアワーはSSも変わっているので、今回は除きました。
また、今回は基本ISO-100だったので、SS-1/100にして、上げたいときは露出が一定になるように数値を変えました。
これによって脳が大混乱、曇り空の中、光の具合が結構頻繁に変わったので四苦八苦でした。
実は、一時マニュアル撮影にはまってたのですが、挫折した理由がこれです。
日が出たり隠れたりで上手く撮れず、撮るたびにヒストグラムをチェックして数値を変えて・・・これなら絞り優先モードでいいじゃん!となっていったん離れてました。
ですが、この情報が入ったことで、光の変化にも惑わされることなく、むしろ、その変化を敏感に感じることさえできました。
ここからは写真を交えて・・・
色は自然に、ということで「フラット」で、その他の設定もいじりませんでした。
ホワイトバランスはマルチパターンオートにお任せしました。
比較できなくなるので、レタッチもなしです。
影ができる程度の曇りだったので、設定は明るい曇りのf/11で撮りました。
並んだ自転車や消火栓の柱の赤がよく出ています。
これは影が少し薄いので、f/10かf/9でもよかったかなと、色々やってみた今ならそう思えます。
そして、18-135mm、よくね?って思いました。
上手く言えませんが、正直★16-50mmよりしっくりきます。
赤いバイクと赤い自転車が2台、赤!!と思ってぱしゃり。
シャッタースピードは1/100でも手振れしないなと思ったので、ISOと一緒に調整。
これも赤!
逆光はまだよく分かってないので、順光方向のこの位置から字がこっち向くまで少し粘る。
葉の色もよく出ています。
でも、ちょっと暗いかな?と思ってみると影が薄くなってました。
太陽が、少し雲の厚い部分にかかってしまったようです。
曇りのf/8で撮り直し。
実際の色味はこれでした。
撮ったときに暗いと感じたということは、こっちがよかったのでしょう。
楽しいですが、難しいです。
少し明るくなったな、でもf/11は暗くなりそうだな、ということで早速調べた中にないf/9を試しました。
以前マニュアルにはまってた経験がここで活きました。
多分、この日に初めてマニュアルでやってたらその発想は出なかったと思います。
明るい日差しが安定してきました。
むむ!?五重塔!?
街中にこういうのがあるのも仙台らしくて面白いと思いました。
写真やってなかったら絶対に来ていない、というか恥ずかしながら知りませんでした・・・。
ということで、久々に2000字を超えたのでここで一区切りです。