斧寺写真館-PENTAXユーザーの覚書-

宮城県住まいの30代男性。一眼レフでの試行錯誤を残すために始めました。

PENTAX KPを選んだ理由

 今回は、自分がなぜPENTAX KPを選んだのかについてまとめていきます。

 なぜ新しい機体を買おうと思ったのか、ミラーレスでなく一眼レフにしたのか、まで書こうと思っていたのですが、本題だけで結構な長さになったので、それはまた後日投稿します。

 

 まずざっくりと結論から言いますと

PENTAX K-50からのステップアップとして、金額的にも性能的にもベストだったから」

という一言に尽きます。

 他に候補として挙がったのは

PENTAX K-70

PENTAX KF

PENTAX K-3 MarkⅢ

の2機種

 

 K-3 MarkⅢについて調べれば調べるほど、とても欲しい気持ちになりました。K-50から比べると、圧倒的なスペックアップ。持った時のずっしりとした高級感。シャッターを押したときの何とも言えない感覚。正直、今でも購入したい欲はかなり大きいです。

 しかし、値段的な問題と、性能的にいきなりレベルアップし過ぎているような感覚と、カメラ熱が再燃したばかりでこの趣味がどこまで続くのかという不安と、色々まぜこぜになって結局見送ることになりました。

 特に、値段的な問題は大きく、記憶の中ではK-50はズームレンズキットで10万円を切っていたのに対して、K-3 MarkⅢはボディのみで20万円超。良い機体に対して持っているレンズはかなり古い標準と望遠のキット(もちろんDAL)と撒き餌レンズと名高い35mm単焦点のみ。このボディに見合うレンズを買うとなると、望遠も欲しかったし、標準と合わせても更に追加で10万は覚悟しなければいけない。

 これは無理だとなりました。

 

 その点、K-70は欲しいと思った望遠レンズ「DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」とのセットが12万円ほど。スペック的にも、正統後継機なだけあって満遍なく仕上がっている感じがありました。AFのポイント数が変わらないのは気になりつつ、値段・性能両面から見て最有力候補でした。

 KFはK-70とほぼ変わらない印象で、K-70は黒死病なる症状が散見されるらしいので、保証やアップデートのアフターサービス的な面で言えば魅力的に感じました。しかし、ボディだけでK-70の望遠セットとほぼ同額。正直、値段以上の価値を感じなかったので、割と早々に候補からは消えました。

 しかし、店舗で仮想K-70としてKFを触ったときに「バリアングル版のK-50」という印象しか持てませんでした。性能的には十分スペックアップしているので、実際に撮って回れば満足はしていたのかも知れませんが、抽象的な言葉で言うと、ワクワクしなかった。持った感覚、ダイヤルの位置、ボタンの位置、何もかもが手に馴染んだもので、新鮮さがなかった。本当にこれを買っていいのだろうか?という疑問が膨らみ、振出しに戻りました。

 

 そんな中で出会ったのが「ケロちゃんねる」さんの「PENTAX KF 買う前に見ろ!! - YouTube」でした。丁度終売になったばかりらしく、公式ストアで見当たらなかったために全く知らなかったKPという存在をここで初めて認知しました。

 K-50を買って以来、ちょこちょこと使ってはいたものの、単焦点レンズを買って以降は新機種やレンズについては文字通り一度も調べもせずな状態でした。カメラコーナーには何度か行っているはずですが、真面目に見たわけでもないので記憶には残らず。

 そして、KPについて調べていくと、最大ISO819200という意味の分からない数字、フルサイズのK-1MarkⅡと同じ画像処理エンジン、よく分からないけどダイヤルがいっぱいついてる、マグネシウム合金ボディ、一つ上の手振れ補正、何となくバリアングルよりチルト式の方が好き、超音波振動のダストリムーバル、AFポイントが倍以上の27点…。

 もうこれしかない!という感覚がふつふつと沸き上がり、最初は全く候補に入れていなかった中古での購入となりました。丁度、カメラのキタムラで18-135mmキットの良品が10万円弱と値段的にも丁度良い。先に挙げた望遠レンズを買っても15万円くらい。

十分な許容範囲。…といいつつ、その後すぐにリミテッドグリップを買ったり、50mmの単焦点を買ったり、単焦点用のレンズフードを買ったりと、追加でそこそこの出費をしてしまっているんですけどね。

 

 やっぱりね、機体のグレードアップはこうでないとね。ミニ四駆ベイブレードデジモンポケモン、進化とか機体が新しくなったときのあの胸が躍る感覚ってあるじゃないですか。自分の中の男の子がもう止まりませんでした。

 

 ということでPENTAX KPを選んだ理由が「PENTAX K-50からのステップアップとして、金額的にも性能的にもベストだったから」という内容についてつらつらと書いていきました。

 久々に長文を打ったので、うまくまとまっているか心配ですが、今日はこの辺で。

 

 次回は「最近撮った写真について」「なぜミラーレスではなく一眼レフなのか」のどちらかを書く予定です。その他、「写真撮影は自己表現」「フルサイズ至上主義について思うこと」「ほしいレンズ」など、最近考えていることについてもまとめていきたいなと思っています。