何日も同じ場所で近づいては野鳥さんにストレスを与えると思い、川沿いを北上。
!?
カワセミさんいたー!!
トリミングもここまでが限界です・・・
留まってくれてるので、ISO感度下げ下げ。
レンズの限界かピントの限界か、あまり変わった気はしません。
やっぱりレンズか~?
ってことで、本日も望遠レンズについてまとめていきます。
超望遠についてブログでまとめていて感じたのが、P950についてあと一押しな感覚が、KPを買う前に候補として挙がっていたK-70について感じていたものと似ているなということです。
ほぼこれでいいかな?でもな~という感じ。
KPを知った時の「まさにこれ!」というテンションの上がり方とは違うものでした。
そして、覚書③までのものも同様です。
お金かければどうとでもなる部分はあるんですけど、懐事情というものもあります。
そして、何より気になるのは重さ。
お散歩がてら手持ちでふらりと撮影できればいいなと。
人が多いところでどかっとした望遠レンズを携えているのも威圧感があります。
また、その重さに耐えうる三脚やら何やら揃えていくとなると、出費はうなぎのぼりです。
そして、色々調べていて見つけたのが「AF BORG」というシステムです。
まず、BORGというメーカーがありまして、それは天体望遠鏡とか作っているメーカーです。
星を撮ったり見たりする用のとても良いレンズを作っているところのようで、その道では有名なんだとか。
それが、星用ということで単焦点のマニュアルフォーカスレンズなんですけど、野鳥用に使っている人もいるという驚き。
描写を支えるのが蛍石というものを加工して作ったフローライトレンズというもの。
このフローライトレンズ、各社フラッグシップ望遠レンズには必ず組み込まれているもので、3桁万円とかなってるのはこの蛍石によるところも大きいのだとか。
BORGのFLシリーズは、この蛍石を使っているため描写力が高く、MFにも関わらず選ばれているレンズなんです。
単純にマニュアルで使い続けている人もいるらしいですが、このレンズをAF化したのが通称「AF BORG」というシステムです。
マニュアルレンズをAF化するアダプターを介して、描写のいい単焦点MFレンズをAFレンズとして使ってしまおうという、びっくりの発想。
そして、このAFアダプターを公式で出しているのがPENTAXとNikonの二社。
PENTAXはディスコンになったばかりで、Nikonはディスコンの上、Fマウントのものしかないので使用はなかなか難しそう。
ちなみに、こういったシステムの裏にあるのがカスタマイズ性の高さです。
デジタル一眼のレンズを使っていると信じられませんが、レンズが入っているのは先の部分だけで、焦点距離に合わせてバラバラで売ってる筒の部分を組み立てていくんですよね…。
ちなみに、直焦点と呼ばれるシステムなので、250mmの焦点距離ならセンサーまでの距離が250mmになるように筒の長さを組んでいきます。
説明ばかりにもなっているので、候補の商品から。
⑩BORG 55FL 望遠レンズセット II
ボーグ|BORG BORG 55FL望遠レンズセットII 6256
- 価格: 140800 円
- 楽天で詳細を見る
三脚座も付いていて、ぱっと見は普通の望遠レンズって感じ。
商品例で使われているカメラがPENTAXなのも激熱。
これで心が一気に掴まれた感じがします。
250mm F4.5の単焦点レンズですが、AF化にあたり「F AFadapter1.7X」というのを付けるため、焦点距離としては425mmとなります。
KPで使用すると換算で640mmくらいになる計算。
600mm単焦点と考えれば、悪くない選択。
フローライトレンズのおかげで、結構トリミングしても画質的に問題ないらしいというのも大きい。
トリミング耐性が強いなら、使用可能な実質焦点距離は更に大きいでしょう。
値段はセットで14万ほど、AFアダプターは4万程度なので、合計20万弱コースです。
しかしながら、重さは驚きの624gで、AFアダプターが135gなので合わせても800g切ります。
Z 400mm F4.5でも1.2kgなので、この軽さは異常です。
ディスコンになった67FLというのが、ほぼ同じサイズで300mmF4.5とF値据え置きで焦点距離的には上位互換な感じがするのだけ気になります。
AFコンバーター込みで510mmとなれば、PENTAXで買おうと思っていたレンズの望遠端も超えます。
とは言え、初めて踏み込む世界ですし、パーツの種類も非常に多いため、セットで売られている安心感には替えられないかなという感じです。
⑪BORG 72FL 望遠レンズセット CH
こちらのレンズは400mmF5.6のセット。
AFコンバーター込みで考えると680mmと焦点距離的にはかなり上。
換算で1020mmと夢の1000mm超えとなります。
口径が変わり、55FLは60Φの鏡筒の所、80Φのものになります。
筒が大きくなり、焦点距離が伸びたことで全長も増、単純にセンサーまでの長さが400mm必要になります。
ということで、全体的にごつくなってます。
見た目的には、ねじで止められててガチャガチャした感じがもろ好みです。
しかしながら、お値段は33万円、店舗によっては30万弱ですがそれでも高い。
重さもセット全体で1.8kgと結構な重量です。
Z 600mm F4は3kgオーバーで200万超えですから、それを考えると十分軽量で安価なんですけどね…。
元々、60Φシステムでも使われていた71FLというものの後継機なだけあって、こちらも60Φで使用可能。
55FLを買ったとして、72FLを単体で買って80Φ→60Φになるラッパと呼ばれるアダプターを付けることで使用が可能になります。
さらに、焦点距離が伸びた分、鏡筒も追加で購入して150mm延長する必要があります。
それでも、ざっと計算するとAFアダプター込みで1.1kg程度です。
十分に手持ちが可能な重量。
ちなみに、Z 180-600mmは全長315mmで、重さは三脚座の取り外しで前後するものの2kg程となります。
ということで、55FLセットを買って使用していって、もっと焦点距離が欲しくなったら72FLへステップアップという感じかなと。
見た目的には72FLセットがどちゃくそ好みなのですが、「見た目」と「重さ+値段」を比べたらこういった感じに落ち着きそうです。
ということで、ダークホースのBORGシステムについてでした。
正直、これに決めたという感じです。
蛍石採用のフローライトレンズ天体望遠鏡を野鳥撮影用に使う、レンズを色々カスタマイズするというギミック、MFレンズだけどPENTAXならAFで使える、レンズの取り付け例がPENTAX、超望遠の世界では軽くて安価、ひとつひとつが自分の感性に刺さります。
BORGのセットは人気なのか、次回入荷は9月下旬。
そっちはどうになかるのですが、PENTAXのAFアダプターはディスコンのため、あまりのんびりもしていられません。
買うなら今か!!
高い買い物を前に、使わなくなって3年目のPS4とか売りに出して断捨離もしていこうかななんて考えています。