斧寺写真館-PENTAXユーザーの覚書-

宮城県住まいの30代男性。一眼レフでの試行錯誤を残すために始めました。

K-3Ⅲをひと月使ってみて

かなり遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

新年から色々あったことも影響し、なかなかブログへ気持ちが向かわない日々でした。

そうこうしているうちに、K-3Ⅲを購入してから一ヶ月も経っていて驚くばかりです。

今日は、K-3Ⅲを購入して一ヶ月、撮った写真を並べつつざっくりとしたフィーリングを残しておきます。

はじめに

改めまして、あけましておめでとうございました。

今年もよろしくお願いいたします。

マイペースではありますが、このブログも一年間続きました。

感謝感謝でございます。

一発目が1月も20日を過ぎた日に投稿していることからも分かる通り、今年もゆるゆると進めて参ります。

お付き合いいただければ幸いです。

 

1月1日に起こった地震と、それに伴い写真界隈でざわついた出来事などもあり、色々と思う所がありました。

それについてもブログでまとめようかと思いましたが、今更になって触れるものでもないなということでスルーします。

 

望遠レンズやKPの運用、K-1Ⅱの購入についても色々と考えておりますので、それについてもまとめていけたらとは思っていますが・・・。

そうやっておきながら、触れずに闇へ葬られた話題がいくつあることやら・・・なので予告的なものは文章内に残さないようにしようかなと後ろ向きなことも考えてしまっています。

 

考えがまとまり切っていない中での執筆となっているので、撮った写真に一言添えつつ、最後にまとめていく感じで行きます。

秋の終わり

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、34mm、f/4、SS-1/200、ISO-400、CI-ナチュラ

家では試し撮りしてましたが、記念すべき初ぱしゃりと言っても過言ではない。

体験会でも使用していたので、KPと大きく違うような画質的な感動・・・はあまり感じません。

 

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、36mm、f/4、SS-1/200、ISO-800、CI-ナチュラ

ちいちゃいキノコさん。

今年は冬も暖かく、雪もなかなか降りませんで。

撮影は12月半ばでしたが、冬の始まりというより秋の終わりという感じ。

 

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、30mm、f/5.6、SS-1/200、ISO-100、CI-KodakPortra風

せっかく届いたものの、曇り空が続きました。

ユーザー登録モードの違いはKPと大きく違うなと感じるところ。

電源をオンオフしても、変更した露出が残せるようになっている。

KPは電源を切るたびに登録した状態の露出に戻るので、地味にストレスだった。

結局、メインでのほのかや銀残しのパラメーターをいじり、3つあるK指定の2つはKodakPortra風やタングステンローム風のものにして・・・という感じでユーザーモードでは使わないようになってしまっていた。

 

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、30mm、f/4、SS-1/200、ISO-100、CI-KodakPortra風

ここ最近、リミズームは30mm始まりにして、必要なら焦点距離動かすみたいな運用になっている。

 

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、29mm、f/4、SS-1/100、ISO-100、CI-KodakPortra風

K-3Ⅲはモードダイヤルが動かしやすいのがいい。

KPは上のぽっちを押しながらではないと変更ができないが、K-3Ⅲはロック外すこともできる。

ユーザー設定で使用した時のモードなのだが、別設定で指定できるようになったのが嬉しい。

後述すると思うが、K-3ⅢのPモードが非常に便利である。

カメラ任せで気軽に撮影しつつ、シャッタースピードや絞り、ISO感度を変えていくとAv、Tv、TAv、Mがシームレスに切り替わる。

これとユーザー設定を組み合わせると、ストレスフリーで気軽にKodakPortra風などを楽しむことができそうだ。

 

モノクローム

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、30mm、f/8、SS-1/400、ISO-100

安定の晴れ露出。

日中でもこの影の長さに冬を感じます。

同じ晴れ露出でも、冬の光量なのかアンダー目な仕上がりにはなりますね。

 

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、34mm、f/4、SS-1/800、ISO-200

ファインダー内で水平だけでなく平行も分かるようになると、今まで意識が薄かった平行もかなり気になるようになりました。

今までは「平行だけ取れていたらいいでしょ」的な所がありましたが、水平と並行が取れた写真を見ると、言葉にできない「なんかいい」という今までになり感覚。

 

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、34mm、f/4、SS-1/1600、ISO-100

露出の設定的にPモードで撮ってるっぽい。

 

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、34mm、f/4、SS-1/3200、ISO-200

K-3Ⅲ、20-40mm Limited、34mm、f/4、SS-1/800、ISO-200

ただの住宅街でした。はい。

 

ライブビュー撮影

K-3Ⅲ、55-300mm PLM、55mm、f/4.5、SS-1/1000、ISO-100

ライブビューモードでの撮影です。

タッチスクリーンがよい。

タッチしたらAF動作するようにも設定できる。

 

K-3Ⅲ、12-24mm F4、12mm、f/7.1、SS-1/200、ISO-200

固定式モニターで見にくいな…と思うこともあるのが正直なところ。

 

K-3Ⅲ、12-24mm F4、24mm、f/4、SS-1/160、ISO-200

柵などで近づけないときも、手を伸ばして撮ることができます。

ローアングル・ハイアングルでなければとても快適。

 

K-3Ⅲ、12-24mm F4、12mm、f/4、SS-1/100、ISO-200

ローアングルも、思っていたよりは辛くない。

里びに松ぼっくりはよきである。

 

K-3Ⅲ、12-24mm F4、24mm、f/4、SS-1/200、ISO-100

柵があってハイアングル気味。

ハイ・ローアングルなら軽量なレンズがよいのは言うまでもない。

 

K-3Ⅲ、smc 100mm MACRO、100mm、f/2.8、SS-1/320、ISO-200

マクロレンズでも大丈夫。

 

望遠レンズ

K-3Ⅲ、55-300mm PLM、108mm、f/5.6、SS-1/1000、ISO-320

連写速度については素晴らしいの一言。

それに付随して、AF周りと書き込み速度も申し分ない。

バッファ的には40枚程度が限界ではあるが、そこまで撮りっぱなしということはほぼない。

UHS-Ⅱ対応で、書き込み速度は体感レベルで大きな違いを感じる。

小刻みに連写をしていくスタイルであれば問題はないだろう。

 

K-3Ⅲ、55-300mm PLM、98mm、f/8、SS-1/1000、ISO-200

人差し指を動かした瞬間にシャッターが切れるような感覚も素晴らしい。

リーフスイッチ採用とのことで、細かな点はよく分からないが、KPと比べて抵抗感が無いのは明らか。

 

K-3Ⅲ、55-300mm PLM、300mm、f/6.3、SS-1/1000、ISO-200

連写速度向上により、決定的瞬間を逃しにくくなった。

これも、かなり連写した中でよかったもののひとつだ。

枚数が増えるので、写真の選定に労力が必要となるというのは嬉しい悲鳴。

秒速120コマとかが話題になりましたが、写真選びとかどうするんだろうと勝手に心配してしまう。

 

K-3Ⅲ、55-300mm PLM、190mm、f/6.3、SS-1/1600、ISO-200

カモも驚いて逃げています・・・。

びっくりしたのは、AF-Cで撮っていてピントの外しが少ないこと。

AF性能の大幅な向上というのは間違いないのでしょう。

最新ミラーレスに比べて足りていない物があるのは事実なのでしょうが、必要十分ではあります。

 

まとめ

ハード面

ファインダー

K-3Ⅲの目玉といってもいいファインダー倍率「1.05倍」で見える世界は圧巻である。

かといって、そのあとにKPを使うからと言って見にくいということもないのだが、K-3Ⅲのファインダーを覗いたときの感動は言葉で上手く表せないものがある。

ファインダー内表示

水平と平行がとても見やすい。

特に、KPでは水平のみが分かる状態だったので、平行への意識は結構薄くなっていたなと感じる。

水平に加え、平行もしっかりとった写真は、うまく言葉にできない「しっくりくる感覚」がある。

液晶

購入前に懸念していた固定液晶は、ファインダー撮影が多くなるK-3Ⅲにおいてはそこまで気にならない。

しかしながら、ローアングルで撮ろうと思うと「チルト液晶だったらな」と考えることが時々あるのは事実である。

ジョイスティック

AFポイント変更がなとても楽になったのが嬉しい。

まだ感覚に慣れず、変なところに行くこともあるが時間の問題かな。

真ん中押すと中央に戻るのもいい感じはする。

連写性能

圧巻である。

シャッターの切れあるサウンドを聞きたいが為に、意味もなく部屋でパシャパシャやっている。

後述するAFポイント、ソフト面も含めて、鳥の撮影が明らかに捗っている。

その分、写真の選定に時間が掛かるようになっている。ブログの投稿が遅れた理由の一つでもある。

AFポイント

かなり多くなっているのがよく分かる。

鳥の撮影結果を見ても、AFポイントの増量はピント合わせに大きく関わっているのだろう。

ボディ(レリーズ、グリップ)

押し心地よし。

グリップの握り心地もよし。

手の大きな私にとって、KPはどうしても小ささを感じてしまっていた。

KPより重くなっているが、しっかり握れているためか気にならない。

レンズが重いと、KPの方が手首にくるような感じさえある。

 

ソフト面

ユーザーモードがよい

KPで感じていた、いちいち設定が戻る問題に終止符。

KodakPortra風、タングステンローム風、ハードモノクローム、ソフトモノクロームと4種類をガンガン使っていきたいところ。

Pモードがよい

特にADVANCEDが素晴らしい。

とりあえず撮りに出かけて、撮っているうちにこだわりたくなったら段々設定を追い込んでいくみたいな使い方ができるのが非常によい。

カメラを持ち出すときは、結構気合がいるときもある。

特に写真欲が低下している時は顕著であるが、そんなときも「とりあえず」で始められそうなのがとても好感触。

軽快なレスポンス・機動性と合わせて、「本格派な気軽さ」のようなものがある気がしている。

ライブビュー撮影

タッチスクリーンとの親和性はとても良いと感じる。

ピント合わせたい所をポン。

タッチ後に自動でのAFも設定できるのは想像以上に快適。

固定液晶の不便さはあるものの、タッチスクリーンでの快適さ等々含めると思ったより気にならないという感じ。

KPではレバー切り替えだったが、色々試した結果、

AF

ポイントが多くなり、連写にも耐えうると言うことは、演算能力が高まっているということでもあるだろう。

瞳AF含めた被写体認識はあまり実感することがないが、どこかしらで恩恵を受けているのだとは思う。

枝に持って行かれがちな小鳥も、感覚的にはKPより鳥を捉えてくれる率が高くなっているように感じる。

ちょうど一年前、同じ場所とレンズだがKPで撮った写真と比べると、飛んでいるトビにもよくピントが合っている。

カスタムイメージ

当然と言えるのだが、「里び」も「GOLD」も使える。

リミズームを装着時は「春紅」も使用可能である。

KPでやっていたような、ほのかを改良したジェネリック里びなんてことをしなくてもよい。

 

おわりに

ひと月使って思ったことをガーっとまとめてみましたが、まとまり切りませんね・・・。

まだまだ使い込めていないということなのでしょう。

数日かかってまとめてきて、最後の数日は見直し中心でしたがこれが限界です。

5000文字も迫ってきていて、これ以上あれこれすることはできなさそうですのでこのまま上げます。

半年か一年経ったら、再度まとめ直していきたいと思います。

 

新年一発目、かなり重たい一撃から始まってしまいました。