作並温泉から国道48号線を車で更に進みます。
どこかで駐車できる場所があったら、ぶらぶらしたいなと。
同じ県内にある秋保は、結構駐車場もあるし、ちょこちょこと散策するところもあったので、そのイメージでした。
しかし、残念ながら止まれそうな場所は見当たらず。
地図などを見ると道路沿いに滝とかありそうなので、駐車場とかちょっとした道の駅的なところがあるかと思っていたのですが・・・。
ぐんぐん進むと、山形県まで行ってしまいました。
周りは山の素敵な風景が広がっていますが、停まれる場所がない。
ようやく停車できたのは、ちょっとしたドライブイン。
何だかよさげな石の鳥居。
うっすら雨も降り始め、露出は日陰の感度分の4。
なんか下へ向かう階段があったので、行ってみることに。
感度分の2.4、未知の領域です。
というか、これ以上明るくできないのですけど・・・。
ごく少量とはいえ、雨が降るほど曇りな上に木があって光が入らない・・・。
チキって絞り優先モードに。
もはや感度分の領域から外れてしまいました。
いや、やっぱりマニュアルでやらねば!
とダイヤル弄りつつぱしゃぱしゃ。
赤い手すりがいい感じです。
光が差し、感度分の世界が復活。
他にもちらほら人がいたのでタイミングが前後しましたが、さっきの階段を下りた先がこの写真の奥になります。
橋の上から川を撮ります。
右側の光が当たっている所と、左の木陰になった川との対比が好み。
こういう、光と影がある写真が好きなんです。
カメラ的には苦手な状況なので、なかなか難しいですが…。
関山大滝というらしいです。
偶然とはいえ、素晴らしいものに出会えました。
そこまで大きな滝ではなかったので、換算52mmでもなんとか入りました。
画角が狭いかとも思ってましたが、無駄なものが写らずにいいなと思う時も増えてきました。
ウヰスキー工場では完全に失敗したかと思いましたが、なんとかなりました。
滝に近づけそうな道があったので進んだところで好みの光発見!
こういう木漏れ日に照らされた葉っぱとか大好物です。
特にシダ類の葉っぱはよく映えます。
シダ類ではないですが、これもなかなか好き。
自分で見返してもテンション上がっちゃいます。
こういうのが本当に好みなんだなと。
当然ですが、同じ露出です。
下りた先で更に近づいた状態で滝をパシャリ。
無駄なもののないすっきりとした風景写真になってますね。
意図したわけではないですが、焦点距離と場所が偶然マッチしてくれたようです。
前後に移動できる余裕もほとんどありませんでしたから・・・。
偶然を手繰り寄せるのも、あきらめずにあちこち動いた自分の行動力だということにさせてください。
手前に葉っぱを入れて少しこじゃれた感じに。
ドライブインへ戻った後、上から一枚。
ぎりぎり全体が写った感じ。
ということで、思いがけず山形まで行ってしまったらよい風景に出会えた話でした。
感度分外の領域も体験できたので、レンズの焦点距離と合わせてとてもよい学びになりました。
ここからは少し自分語り。
国道48号線というと、山形県出身のバンド、サザーランドを思い出します。
高校生くらいの時でしょうか、ドコモか何かのCMで「Silent movie」というので知りました。
そこからアルバムを借りて、一時期よく聞いていました。
このバンドの曲の中に「Route 48」というのがあります。
これは、山形を出るときにこの国道48号線を向かっている中で書かれた曲だそうです。
そういった背景が歌詞カードか何かに書かれており、東京の大学へ行くときの自分と重なり、とても励まされた記憶があります。
残念ながらデータはなくなってしまいましたが、YouTubeにいくつかあったので、帰りの車の中では鬼リピしてました。
そんなノスタルジックな気分に浸りつつ、本日の記事を終了とさせていただきます。