カスタムイメージで遊んだ日のもうひとつのテーマは「季節の変わり目を撮る」でした。
春の芽吹きで100mmマクロを撮っていた時が結構楽しかったので、季節の変わり目って結構好きなんですよね。
その季節感ましましのもりもりの「菜の花畑ぶわー」「満開の桜どーん」「ひまわりズドーン」みたいなのも好きなのですが、より好みといいますか・・・。
ということで、あちこちお散歩がてら撮影開始。
20-40mm Limitedやら55-300mm PLMやらで撮ってみてもしっくり来なかったので、ここはひとつということでsmc100mmマクロの出番です。
KodakPortra風がとにかくよい。
ごちゃごちゃ考えず、枯れてるところとか色の違う部分に集中することにしました。
流石の100mmマクロ、ミツバチの解像感がとてもよいです。
それだけで雰囲気が出る感じというか、このレンズで撮った写真は「何かが違う!」ってなるんですよね。
キーが高くてふんわり目になりがちですが、元の色が枯れた感じだからか、その雰囲気はしっかり出ているように思います。
里びにすると「パリッと感」が出て、より枯れ葉らしくはなるのですが、柔らかく設定してもなお残る枯れ感・・・とでも言いましょうか。
とにかく、イメージした雰囲気は壊していないのが不思議なものです。
綺麗なところだけを抜き取ると、どことなく春感が出てしまいます。
この日は結構な曇り空で、光量不足感はありましたが、白い花の色が飛ばないという恩恵もありました。
そのおかげか、春全開という感じでもないのかなと思うのですが、どうでしょうか?
ミツバチが飛び回るので、ここにこい!と粘り強く待ちます。
ボケの中にも枯れた色が混じり、構図的には丁度いいです。
追いかけてたら、とてもじゃありませんが撮れたものではありません。
ハチさんも頻繁に飛び回ってるし、ここの花は咲き始めたばかりな感じもあるので、きっと来るだろうという感覚がありました。
ということでキマシタ!
イメージ通りです。
非常に気持ち良い。
優秀なAFで飛んでるのもバチバチ撮ってくれるような機材だと、逆にこういうのは撮れないのではないかな?とも感じます。
それはそれで撮れる写真というのもあるのでしょうが・・・。
生き物系は予測と忍耐がとても大事だと、改めて感じました。
里びの方がパリッと感は出るので、枯れ葉やどんぐりの帽子などにはよく合います。
KodakPortra風は葉の緑も出ているので、相対的に枯れた色がより印象的になっているように感じます。
一長一短、どちらも捨てがたいです。
穴あきドングリ~玉ボケを添えて~
影で暗いので露出は上げて。
KodakPortra風はキーが+4なので、暗いところもしっかり出してくれます。
色もそうですが、虫食いの葉も季節の終わりを感じさせてくれます。
ホオズキですが、草で隠れてていまいちだなと思いながら撮影。
見返してみると、袋に光が当たっている感じとか悪くないのでは?と思いました。
KodakPortra風「ほのか」、撮影していてとても楽しいです。
キーが高いので普通に撮るとボヤっとした感じになりがちです。
気持ちアンダー目で撮ってあげると、割と本来の色を損なうことなく雰囲気を出してくれる感じがします。
さらに、smc100mmマクロの描写力がそのボヤっとを感じさせないので、とても相性のいいレンズだなと思いました。
ということで、季節の変わり目①でした。