東京では桜の開花宣言もあり、春を感じる今日この頃。
仕事の追い込みが終わり、土日ぐっすり寝て体力を回復し、精神的な圧力からも解放されたからか気力も充実し、いよいよ写真日和な日々に没頭できそうです。
外に出ると花粉がひどく、目と鼻がやられてしまうのが厳しいところではありますが、気にせずシャッターを切っていきたい所存…
さて、今回は「素晴らしきマクロの世界」と題しまして、
元々大して興味のなかったマクロレンズにどっぷりハマってしまったぜ!
ということについてまとめていきます。
【撮れるようになったもの】
文章が長くなったので、まず初めにマクロレンズを購入して撮れるようになったものについてひとつ。
河川敷のオオイヌノフグリです。便利ズームで寄れてもここまで。
望遠レンズだともう少し寄れたかもですが、大差ないでしょう。
マクロレンズだとここまで寄れる!
【マクロレンズとの出会い】
前回の欲しいレンズの記事でも書きましたが、元々はマクロレンズには興味がありませんでした。
アップで撮ってボケボケの幻想的な小洒落た写真が鼻につくんじゃ!
と謎にマイナスイメージすらありました。
お恥ずかしい。
そもそも、「マクロレンズは近いものしか撮れない」という勘違いもあり、そのためにレンズを一本買うのはあり得ないと思っていました。
そうでもないと知ったのは、
Kei チャンネル レンズ1本祭り HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited - YouTube
の動画でした。
PENTAXユーザーでプロのモノクロ街角写真家であるKeiさんのチャンネルは、K-3Ⅲを調べている時から何度か見ていました。
ちなみに、KPのオーナーズブックでも20-40mm Limitedの紹介をしていたり、PENTAXの公式チャンネルでも度々出ていたりと、レンズにボディに参考にさせていただいている方の一人です。
この動画を見て、まず「マクロレンズは近いもの以外も普通に撮れる」ということを知りました。
そして、最近100mmマクロの新型が出たということで、RICOHさんの公式ストアでもトップで度々見るようになり、100mmマクロレンズというものを認知しました。
35mmマクロから知ったので、望遠でマクロってどういうこと?と混乱。
近いものを撮るのに望遠とはこれいかに?
ごりごりに寄って接写するのがマクロだと思い込んでいたので、なんか玄人っぽいし、プロとかそういう人が使う特別なレンズなんだろうというイメージすら持ちました。
【smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR を購入】
ぼんやりと100mmマクロというものを認知した2月から仕事が忙しくなり、あまり写真を撮る時間も確保できず、近場で軽く撮る程度になっていた3月に入った頃。
マクロに限らず、色々なYouTuberさんを見ていると、キヤノンさんのフルサイズ用RF100mマクロについて、「ゆ~とびさん」「西田航さん」が動画を上げていて、中望遠として使えるマクロレンズというイメージがとても具体的になりました。
【落としたら最後】最新の単焦点レンズを開封して撮れた写真のキレ味が抜群過ぎた!!!!!!! - YouTube
RF100mm F2.8 L MACRO IS USMレビュー【作例あり】 - YouTube
暖かくなり、梅の花を撮っている動画や、庭にある梅の蕾を見て、春の芽吹きを感じ、「マクロレンズがあれば、庭や近所で散歩するときも違った写真が撮れるのではないか?」と思ったが最後、マクロレンズへの興味が爆発しました。
しかし、PENTAXの新型マクロレンズはメーカー希望価格91,000円、Amazonなどでも76,000円くらい、さすがにポンと出せる価格ではない…。
そこで、新型が出たばかりということは、旧型の型落ちが安く買えるのでは?と思い至り、調べてみると中古の良品が20,000円ちょいであるではありませんか!
smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR / マクロレンズ / Kマウントレンズ / レンズ / 製品 | RICOH IMAGING
見た目ほぼ変わらず、逆光などに強くなって防塵仕様にもなった新型からは落ちる部分はあるでしょうが、防滴仕様ではある。
「マクロと言ったら水滴の付いた花」みたいなイメージもあり、防滴仕様は雨でも傘させば使えそうでとても嬉しい。
しかも、仙台にあるカメラのキタムラさんに現品が!
これはもう買うしかないと店舗へ赴き、KPに装着して試写。全く問題ないため即購入。
【作例色々】
レタッチも、今までは彩度とコントラスト落としてふんわりした感じにしてたけど、なんだか合わない。
逆に質感が出ないと思い、彩度とコントラストはそのままに、キーを上げて調整。
レンズも防滴なので、こんな状況でも気にせずカメラを持ち出せるのは嬉しい。
【終わりに】
とにかく寄れて撮ることができるのが楽しい!
春めいてきましたので、色々と撮っていきたい所存。
smc PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF] SDMも買ったというのに、F値の低い中望遠レンズとしても使えるのでマクロレンズばかり使っています。
スターレンズは桜が咲いてきたら使っていきたい。
しかし、寄ったときのピントの合う範囲の狭さには驚きました。
望遠で寄っていてF値も小さくするとこうなるのかと勉強になります。
KPのチルトモニターはローアングルで便利なのですが、モニターでピントが合っているように見えても写真は結構ぼけているので、そのあたりを細かく検証していきたいです。
そして、寄れるだけに被写体そのものの形とか位置関係がとても重要で、構図とかも自由なようで不自由が多いという印象でした。
葉や枝で花とかが隠れたり、いい感じの花の横に枯れたのがあったりと、植物の形とかしっかり精査しないといけないなとも思います。
前ボケ後ろボケは割と簡単に作れるので、構図などを考え、足し算引き算しつつ撮る練習をするにも丁度よさそうで、何から何まで今の自分にどんぴしゃのレンズです。
以上、マクロレンズに興味がなかった私がマクロレンズに夢中になるまででした。
「写りが良くなる」とか「オートフォーカスが」とか色々ありますが、「今まで取れなかった物が撮れるようになる」というのがレンズを買う醍醐味の一つだと思っています。
写真のマンネリ解消、表現の幅を広げる、そういった意味でも、マクロレンズはとてもおすすめの一本ではないでしょうか。