ほんの少し前までは、撮って出しのスキルを高めることが至高。
レタッチは邪道。
そう思っていました。
しかし、勉強すればするほど、写真での表現はそんなに甘いものではないと思い知る。
まだそんなに数はこなしてないが、PENTAXが公開している「Digital Camera Utility 5」を使い、ブラシを使いたときはスマホでSnapSeedというグーグルのアプリ。
過去写真を気軽にいじりたいときは、スマホのギャラリーから直接やっている。
「Digital Camera Utility 5」は、PENTAXのカスタムイメージの変更ができるので、カメラ内で色々と設定して出来上がる写真の参考にもなる。
さらに、KPの本体では使えないが、評判のよい「里び」も選べてしまうのもよい。
私のように里びに興味があって対応していないPENTAX製品を使っている人にはとても魅力的だ。
さて、つい最近まで、自分はアンダー目でこってり・くっきりな写真が好きなのだと思い込んでいたが、レタッチを始めて色々と設定をいじっていると、そうでもないのかも…と感じ始めている。
ハイキーにして、彩度もコントラストも下げる、色味も、ブルー強めで少しマゼンタが入っているものがしっくりくる。
これが自分の好みによるものなのか、純粋に冬の空気感を写す際に向いているものなのか、まだはっきり確信は持てないでいる。
芽吹きの季節を待って、色々試した上で判断していきたい。
写真は引き算の芸術とよく聞く。
「何を写すか」はとても大事だが「何を写さないか」は同等かそれ以上に大切になってくる。
色も例外ではなく、必要なければ極論はモノクロでよい。
色はとても多くの情報量を持っている。
全体的な雰囲気、空気感、シルエットや質感などを伝えたい場合は色が邪魔になり、彩度を落とすことでイメージに近づくこともある。
と、ある写真家さんの動画で学んだ。
今回のように色を表現したい場合は、引きどころを間違えると被写体の魅力をそぎ落としてしまうことにもなる。
過去の写真を色々といじくった結果、なかなか良質な学びになった。
先ほども述べたが、引き算の行きつく先のひとつにモノクロがある。
平日は仕事で写真を撮りに出かけられない。
条件が良ければ星の撮影にも出かけたいが、繁忙期で天気にも左右されるため、3月末まではなかなか難しそうだ。
できれば、雪山で星を撮りたい。
12月は何度かチャレンジしたが、数枚しか撮れず。
宮城は曇りの日が全国でワースト一桁に入るほど多いらしく、好条件での撮影は結構難易度が高い。
条件が良ければ仕事終わりでも構わず突撃するのだが…。
欲は言わないので、次の新月付近にいい条件がそろうことを祈る。